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1981年8月21日多治見市で産まれました。
精華小学校へ通う。
スポーツが得意で運動会のリレーではアンカーを務めました。
小学校の文集の将来の夢は歯医者でした。
東海中学は中学1年生の夏にフンドシをしめて伊勢湾を泳ぐ、という伝統行事があります。思春期の男子は非常に苦痛の行事でしたが、今となってはとても良い想い出です。初対面の先輩や後輩ともまずはフンドシの色を伝え合うという不思議な文化がありますが、一瞬で打ち解けることができるのは男子校特有のノリです。
高校生の頃は、XjapanやGLAY等バンドブームでエレキギターを購入してもらい、とても面白く、夢中になりました。友人達とバンドを組んで学園祭で演奏をし、一生懸命練習して大きな拍手を受ける喜びを感じていました。
当時の将来の目標は美容師でした。テレビでもカリスマ美容師ブームで自分の髪や弟の髪をカットしていました。
しかし、2つ年上の従兄が歯科大学に入学、大学での生活を聞き、歯科医師を志します。
スキーのインストラクターでもある父の影響で幼少期よりスキーに慣れ親しんでおり、スノーボードができる!という単純な理由で岐阜の朝日大学歯学部へ入学。
スノーボードに打ち込み、ダイナランドで15Mもあるジャンプ台を飛び回っていました。
大学の講義でくぎづけになったのがインプラント学でした。私の祖父が入れ歯をしておりましたが、やはり固いものが食べにくく、食事が私たちと別のメニューでした。
「インプラントであれば肉や私達と同じメニューが食べられる」私が歯科医になったら、祖父にインプラントをしよう!と決めました。しかし・・・私の大学在学中に亡くなり想いは叶いませんでした。
歯科医師となり愛知学院大学病院で研修医となりました。
研修医初めての患者さんは70代の女性の渡邊さん。とてもお話が大好きな明るい方で、娘さんの嫁ぎ先が「山内さん」ということで話が盛り上がり、治療時間の半分は雑談という何ともにぎやかな診察になりました。
入れ歯を作ることになりましたが臨床経験のない研修医の私は、歯型を採るのですが上手く型が採れず、何度も採り直すのでした。
その度に渡邊さんは「先生、私は時間もありますので構わないですから、しっかりと練習して頂いて一人でも多くの患者さんを助けてあげて下さいね」と今でも心に残るお言葉を頂き、こういった経験があるから今があると非常に感謝しております。
持ち前の明るさで唯一、カレー作りが上手いで賞を受賞。
インプラントのスペシャリストになろう、と決意をしていた私は名古屋のインプラント専門病院の吉岡歯科医院に勤めました。
そして、中部労災病院歯科口腔外科でインプラントに必要な口腔外科手技を学び、愛知がんセンター中央病院で麻酔科医として、がんのオペを中心に全身管理と無痛麻酔を学びました。
週末は学会、講習会、勉強会へ通い続け、祖母より「勉強させてもらえてお給料がもらえる、そんな幸せなことはないから一生懸命やりなさい」と社会人としての心構えを教わりました。
ひと月の休みが2日!と働き学んだ時期でした。どの道でも極めようとすれば人一倍の努力が必要です。早く一人前になりたいという思いが強かった私は、プロとして患者さんからお金を頂く以上当たり前のことだと思い、大変だと感じることありませんでした。
その後、審美歯科、インプラント治療で名古屋でも有名な栄のコスモ栄デンタルクリニックの院長へのお話を頂き、自分の実力を試そうと栄の歯科病院を任せていただくことになりました。
その頃は、同年代の歯科医師よりも多くの治療を経験し、インプラント手術も積極的に行い、情熱をもってインプラント治療に取り組んでいました。
そんな中、とある60代の男性の方が入れ歯が合わず食事が美味しく食べれず困っており、私がインプラント治療した患者さんよりご紹介を受けて治療を受けにみえました。歯周病の治療をし、禁煙もお約束をしてインプラントを入れてばっちり噛めるようになり、大変喜んでみえました。
その後、お仕事がお忙しいと話は聞いておりましたが、空いた時間を作って何度か定期健診にみえていました。しかし、少しずつお休みがちになり、数年間定期健診にみえませんでした。
そしてある時電話がきました。「先生、お久しぶりです。仕事が忙しく定期健診行けず申し訳ありませんでした。インプラントが動きます。」すぐ来院して頂くよう指示し、診察をしたところ歯周病の再発、さらにはインプラントも歯周病に侵されていました。
お話を聞くと、インプラントにしたことでしっかり噛めるようなり、暴飲暴食を繰り返した結果、糖尿病を患ったとのことでした。さらに、せっかく禁煙に成功していたのが、ストレスでまたタバコを始めてしまった。とのことでした。
私は愕然としました。万能だと考えていたインプラント治療だったが本当に患者さんを幸せにできているのか、、、
そんな時、ふとテレビを見ているとカンブリア宮殿に一人の歯科医師が出演していました。その歯科医師は予防歯科というものをおこなっている。
日本では大学でも予防学は学びません。私たちの歯科医学とはいかに悪くなってしまった歯を治すか、という学問です。
私は自分が虫歯になった時にだれが一番痛くなく、上手に治せる先生か全力で探します。しかし、本当は虫歯を削ってほしいワケではない。虫歯にさせない先生に診てほしい。まさに私の探していた医療がここにありました。
医院の想いはインプラントのスペシャリストとして
「インプラントに頼らくても、美味しく食事ができるお口の健康を守る」
そのためには、幼少期からの定期健診が必要です。3歳までに歯科医院を受診した子は70%が虫歯にならない、というデータがあります。
また、当院では子供を持つお母さんにもしっかりとご自分の治療を受けていただけるよう、キッズコーナーを完備、保育士が在院し、お子さんお預かりをしております。
※保育士による託児サービスは火曜日・金曜日の午前中のみ(要予約)
子を持つ親の想いとして、虫歯のない歯並びを創ることは最高のプレゼントだと思ってます。その為には正しい知識を皆さんに持ってもらうことが重要だと思っています。
予防歯科に遅いことはありません。正しい知識とやり方を知ること、歯を削って強くなることはありません。
虫歯、歯周病は生活習慣病です。今までと同じ生活をしていると虫歯、歯周病を繰り返し、そのたびに治療の上手な先生、予約の取りやすい歯科医院を探さなければいけません。
私の仕事は歯を削ることではなく、守ることです。皆さんの歯科医院のイメージと異なるところがあるかもしれません。また、少し遠回りに感じることもあるかと思います。
取れたとこだけ治して欲しい、スグ削ってほしい、歯磨き指導等は受けたくない、歯医者に行く時間がないので希望の箇所だけ治療してもらえば良いという方には満足して頂けないかもしれません。
その代わり将来歯のトラブルで困らないようにしたい!というニーズには十分答えられる歯科医院です。
多治見市で天然歯の保存に努め、矯正治療や予防に力を入れている歯科医院をお探しの方はぜひ、当院までお気軽にご相談ください。