もし、あなたが事故で前歯が折れてしまったとしたら。いかがでしょう。
前歯を失ってしまったショックは計り知れないとおもいます。
歯科医院でできることは、キレイな歯を回復し、また笑顔で毎日を過ごせるようにすることです。
高校生の男の子です。事故により前歯が2本折れてしまいました。
まだ若いので、見た目が審美的に仕上がる事・長持ちする治療法が求められます。
1. 審美的な仕上がり
2. 長持ちすること
右の前歯は一部歯がかけてしまいました。左の前歯は半分以上折れて、神経が露出していました。
右の前歯はダイレクトボンディング。左の前歯はオールセラミッククラウンの差し歯で治療計画を立てました。
樹脂は透明性が高い為、口の奥まで光が透けてしまいます。ですので、光が透けない樹脂を選ぶ必要があります。
ますば、右の前歯をダイレクトボンディングで修復します。オリジナルの歯と似せる様に、3色の歯科材料を使用しました。
折れてしまった歯は、神経がダメージを受けてしまっていたので根管治療をします。
この時は「ラバーダム」を使用し、根の先までしっかり消毒することが大事なポイントです。
根の先まで白い薬が、ピタッと入っています。そして、プラスチックで仮歯を作ります。
通常は色見本を使い、口頭で色を伝える事が多いです。ただ、その場合は細かな質感が伝わりません。
ご自身の歯と自然に馴染むセラミックを作るた為には、歯科技工士が直接「歯の質感」「色合い」を確認することが必要です。
歯は何色もの色相があります。さらには歯の質感は実際に見たほうが何倍もの情報を得ることができます。
セラミック担当の歯科技工士が直接、患者さんの歯を見る事で、オーダーメイドの自然な歯を製作します。ご自身の歯と区別がつかない歯の製作を目指します。
こちらが治療後の状態です。事故で折れてしまった前歯が、ご自身の歯と区別がつかない様に治りました。
オールセラミッククラウンの技術で、自然な歯を取り戻すことができます。
前歯が折れて不安だったでしょうが、また笑顔を見せて頂けることでしょう。患者さんにも喜んで頂け、私達も嬉しいです。