☑歯がボロボロでこの先、自分の歯がどうなってしまうのか心配でたまらない。
☑総入れ歯が合わない・・・すぐ外れてしまう。カタカタとかたつき、痛い。
☑インプラントの相談に行ったら、治療費が高額で諦めてしまった。
でも、諦めなくて大丈夫です。どんなボロボロになってしまった口の中でも!総入れ歯のように、毎食後取り外しの必要もなく!インプラントの本数を効率的に配置することで、治療費を安価のすることができるインプラント治療があります。
そんな夢のような治療法が「ボーンアンカードブリッジ」です。
さらに手術時間は、わずか2時間!!鎮静麻酔で寝ているうちにあっという間に、治療終了。なんと骨の状態によっては、当日に即日仮歯が装着された状態で帰宅する事も可能なんです!仮歯があると、柔らかい物であれば手術当日から、食事を楽しむこともできます。
総入れ歯でお困りの方。ご自身の虫歯や歯周病を放置されてこの先が心配な方、に向けて「ボーンアンカードブリッジ」の実際の治療症例をお見せして、治療方法について解説いたします。
インプラント治療で、楽しく食事できる喜びや、歯を見せて笑える楽しさを、再び取り戻して頂ければ嬉しいです。
ボーンアンカードブリッジは、全固定式の歯をインプラントで支える方法です。これにより、入れ歯の着脱の不自由さから解放されます。固定式ですので、ご自身で取り外しの必要がありません。基本的に無歯顎(総入れ歯)の方が対象となる治療法です。
さらには、複数本インプラントを埋入することで、噛む力を分散させることができます。すると、従来のインプラント治療では難しかった「手術したその日に仮歯を入れる」事ができるようになります。つまりインプラント当日に、歯が全くない状態、もしくはボロボロの状態の方が、帰宅時には仮歯で帰宅することができる!画期的な治療法なのです。この方法が発表された時は、私もワクワクしました。
インプラント治療の欠点は、時間がかかることです。さらには、その間はインプラント部は安静にするために、何も無しが基本です。インプラントが骨とくっつく為には動揺(動き)がない事が重要だからですね。しかし、複数本インプラントを入れる事で、咬合圧(噛む力)を分散し、インプラント手術当日に仮歯を入れることができます。
インプラント治療が可能な人であれば、治療可能です。
ボーンアンカードブリッジで有名なのが、All-on-4(オールオン4)です。インプラントを4本(上顎は6本)で、全ての歯をインプラントで支える治療法です。ポルトガルの歯科医師、Dr.Paulo Maloが1993年に開発した治療法です。オールオン4はボーンアンカードインプラントの治療法の1つです。
利点は、2つです。
1、最小限のインプラント本数の為、治療費を大幅に安くすることができる。
2、骨があるとことに、長いインプラントを傾斜埋入する為、骨造成が不要。
上記の利点により、近年はオールオン4を選択される方が多くなってきております。
残念ながら、欠点もあります。
1、インプラントの本数を最低限で計画している為、1本でもインプラントをが悪くなってしまうと他の歯のみで、機能させることが難しい。
2、傾斜埋入したインプラントより、後方に十分に歯を配置できない。(天然歯と同じ位置までは、基本的に難しい)
無歯顎(全く歯が無い方)の方が、インプラント手術当日に、歯を再建できる画期的な治療法です。通常であれば、インプラント手術をしてから歯ができるまで、半年間は待たなくてはいけませんでした。即自荷重といい、手術と同時に仮歯を作ることができる為、無歯顎の患者さんにはわずか1日で激的に人生が変わる、満足度が高い治療です。
複数本インプラント(マルチプルインプラント)の利点
1、万が一、支柱となっているインプラントに問題が生じても、他のインプラントでリカバリーできる。
2、しっかり奥歯まで歯を配置できる。噛み合わせを安定さえる事ができる。
複数本インプラント(マルチプルインプラント)の欠点
1、オールオン4と比べて、インプラントの本数が多くなる為、費用が高額になる。
2、骨が必要。骨がない場合は骨移植(GBR)が必要になる。
どちらが適しているかは、現在の口腔内の状況によります。まずは歯科医師に相談する事が必要です。
条件を満たすことができれば、私はマルチプルインプラントをお勧めします。理由としては長期安定性です。4本のインプラントに比べ、咬合圧(噛む力)を複数のインプラントに分散できます。1本あたりの負荷が減ることにより、安定性が増します。
そして、万が一インプラントにトラブルが起こった場合でも、残りのインプラントで現状の歯(上部構造)を維持する事が可能となる場合が多くなります。歯がない期間を無し、もしくは最小限にできることは、日常生活を快適に過ごすために大きなアドバンテージになります。
一番大事な事をお伝えします。最も注意しないといけないのが「病院選び」です。誤解を恐れずにお伝えしますと。歯科医師の技術が一番大事です。
なぜならば、1本や2,3本のインプラント治療と比べ、外科技術の難易度が格段に難しいです。この治療のキモはインプラントの平行性です。平行にインプラントを入れる事ができて、初めてブリッジとして機能できます。
平行にインプラントが配置できなかった場合は、マルチユニットと呼ばれる、角度補正パーツを用いて、ネジ位置を補正する必要があります。そうすると、インプラントと歯の間に余分なパーツが増える事になります。
結果として、余分なパーツが増える事で、感染リスクも上がってきます。インプラントを長持ちさせる為にも、極力感染リスクを下げる事が重要です。
さらには歯が全くない所から、噛み合わせを構築していきます。ですから、矯正の知識、噛み合わせの知識、入れ歯の知識等、幅広い歯科知識と経験が求められます。