岐阜県多治見市の歯医者、山内歯科多治見おとなこども矯正
歯科医師 山内敬士です。
# 子供の歯列矯正をしないとどうなる？
歯列矯正は大人だけの問題ではなく、むしろ成長過程にあるお子さまの将来に関わる重要な課題です。お子さまの歯並びや噛み合わせが悪い場合、成長とともに様々な問題を引き起こす可能性があります。本記事では、お子さまの歯列矯正を行わないことで考えられる影響やリスクについて詳しく説明します。
## 目次
1. 歯列矯正をしないリスク
2. 歯並びが悪いと影響すること
3. 矯正による健康的なメリット
4. 矯正治療の種類と費用
5. お子さまの歯列矯正を取り入れるタイミング
6. まとめ
## 子供の歯列矯正をしないリスク
1. お子さまの歯列がねじれたり、重なりがある場合、そのまま放置すると永久歯が正しい位置に生え揃わないリスクがあります。この影響を軽視して放置すると、噛み合わせに問題が生じ、食事の際に咀嚼が不十分になりがちです。これにより、消化不良を起こしたり、栄養の吸収が妨げられたりする可能性があります。
また、歯磨きが難しくなり、むし歯や歯周病のリスクが増加します。このように、矯正を行わないことでお子さまの健康全般に悪影響を及ぼすことがあります。お子さまの歯並びが悪い場合、早めの対策が必要です。
## 歯並びが悪いと影響すること
2. 歯並びが悪いと、見た目だけでなく、心身に様々な影響を及ぼします。その一例として、お子さまの発音に問題が生じることがあります。発音に必要な舌の運動が阻害されるため、正しい発音ができないことがあるのです。また、このような経験が積み重なることで、お子さまの自己評価が低下し、コミュニケーションに対する意欲が失われることも少なくありません。
心理的な影響だけでなく、悪い歯並びは顎関節に負担をかけ、顎の痛みを引き起こすことがあります。さらに、頭痛や首の痛みを引き起こすこともあり、日常生活に影響を及ぼす可能性があるのです。
## 矯正による健康的なメリット
3. 矯正治療を受けることで、お子さまの長期的な健康に多くのメリットがあります。歯列が整うことで、歯磨きが容易になり、むし歯や歯周病のリスクを大幅に減少させることが可能です。さらには、正しい噛み合わせにより食事の際の咀嚼が向上し、消化吸収がスムーズになります。これにより、健康的な成長を促すことが期待できます。
また、きれいな歯並びを誇ることはお子さまの自信を高め、自己評価の向上につながることが多いです。笑顔に自信を持ち、友人とのコミュニケーションが活発になることで、より充実した日々を送ることができるでしょう。歯列矯正は単に見た目を整えるだけでなく、広範囲にわたる健康と幸福の向上をもたらします。
## 矯正治療の種類と費用
4. 矯正治療にはさまざまな種類があり、お子さまに適した方法を選ぶことができます。一般的なものに、「固定式ブレース」と呼ばれる矯正装置があります。これは金属製や透明のブラケットを使用し、歯を徐々に正しい位置に移動させる方法です。この治療は約2～3年の治療期間が必要で、費用は40万～100万円程度かかることが一般的です。
また、取り外し可能なマウスピース型の「インビザライン」も選択肢の一つです。これは透明なマウスピースを使って徐々に歯を矯正しますが、全治療費は50万～100万円前後になります。月々の通院や調整が必要ですが、比較的軽度の歯並びの問題に対応可能です。
## お子さまの歯列矯正を取り入れるタイミング
5. お子さまの矯正治療を始める適切なタイミングは、個々の成長や歯の状態によりますが、一般的には乳歯が永久歯に生えかわる時期、つまり6～12歳が多いと言われています。この時期に治療を始めることで、成長とともに歯の位置を調整しやすくなり、効果的な治療が期待できます。
早期に矯正を始めることで、顎の成長を助け、歯並びを整えやすくすることができます。また、お子さまが治療に慣れる期間があるため、心理的負担も少なくて済むでしょう。歯列矯正は短い期間で効果を得られるものではありませんが、早期に始めることで長期的に健康的な歯並びを維持しやすくなります。
## まとめ
お子さまの歯列矯正は、見た目だけでなく健康や生活の質に大きな影響を与えます。矯正をしないリスクを踏まえ、適切なタイミングでの治療開始が望ましいです。治療には時間と費用がかかりますが、将来的な健康のためには欠かせない投資です。歯科医院での相談を通じて、最適な治療方法を選択し、健康な未来をサポートしましょう。
多治見・土岐・瑞浪・可児よりご来院多数！ 
