「痛み無くて良かったです!」
「昔と比べて、麻酔も痛くないですね」
この様なお言葉を頂くと、非常に嬉しい思いです。歯科治療は誰でも、「苦手」「嫌だ」とおっしゃる方が多いです。
その様な方達へ、安心して治療を受けて頂きたいと思っております。
当院では、皆さんが心配される「治療の痛み」をできるだけ無くすよう、日々心がけています。
お陰様で「全く痛みなかったです、ありがとうございます」と嬉しいお言葉をかけていただけるようになりました。当院で無痛治療・痛くない麻酔の5つの配慮を紹介します。
1、表面麻酔の塗布塗布
2、世界最小の麻酔針
3、麻酔薬の加温
4、電動麻酔器の導入
5、麻酔薬を入れる瞬間の技術
麻酔が痛い理由の1つが、針を刺した時のチクっとした痛みです。
ですので麻酔の注射をする前に、表面麻酔を塗布します。
表面麻酔を塗ることで、麻酔の針が痛くない様にします。塗るだけなので、全く痛みはありません。ジェル状の麻酔薬が、口の粘膜にジワジワと効いてきます。
20秒で効果が現れます。塗った後は、ピリピリっと暖かい感じになります。
子供でも表面麻酔ができる様に、一般的には「バナナ味」ですが「スイカ味」「チェリー味」「パイナップル味」の4種類をご用意しております。
麻酔の針が大きいと、痛みが出やすいです。その為、世界最小の注射針で痛みを軽減します。
クルツァー社から発売された「カルプーレ 35G」を導入しております。2020年の4月に発売されたばかりの超極細の歯科用注射針です。実際の大きさを見てみましょう。
上が27Gの麻酔針です。下が35Gの麻酔針です。Gがゲージで、数字が小さい方がより細くなります。
先端を拡大してみます。これだけ大きさが違います。針に触れる接触面積が小さい分、痛覚の刺激が少ないです。
冷たい物が染みることはありますが、温かいものが染みることは少ないと思います。
例えば、冷たいかき氷は歯に凍みた経験はあるかと思います。
しかし、温かいスープが凍みることは少ないのではないでしょうか。
体温に近い程、身体は刺激を感じないようになっています。その為に、治療前に麻酔薬を体温近くまで加温します。
こうすることで、麻酔薬を注入時の痛みが最小限にすることができます。
常に、毎朝新しい麻酔液を加温しております。
麻酔薬が体内に入る時の痛みが、「薬液の圧」によるものです。極力圧をかけない工夫が必要です。
人間の手作業ではコントロールが難しい、微妙な圧をコンピューターが制御します。麻酔薬をゆっくりと注入することで、可能な限り、痛みをコントロールします。
ただ、最近は上記の3つを厳守することで、ほとんど使用することも少なくなってきました。
重要なのは2つです。針を入れる「角度」と「タイミング」です。
1、麻酔針には、切れ込みがついてます。こちらを歯茎に触れる場所を最小限にすることで、痛みを少なくできます。
2、注射のタイミングは、患者さんの呼吸に併せることが肝心です。タイミングを見計らうことで身体にストレスを減らすことができ、結果として痛みの軽減につながります。
歯科治療はできれば受けたくないものですね。残念ながら、虫歯や歯周病は自然治癒はしません。放置をするとより大変な治療や、多くの時間がかかります。
必要な治療は早めに済ませた方が、後に困ることが少ないです。違和感がある方は早めの治療が肝心です。
そして、久しく定期検診を受けて見えない方は、お気軽に歯科医院へお越し下さい。万が一、問題があれば早めに解決することができます。
歯科医師として「歯の寿命」を延ばしたいと考えております。是非、健康な歯を保つことで、将来歯の悩みで困ることの無い日常を送って頂ければ幸いです。
山内歯科多治見おとなこども矯正
歯科医師 山内敬士