「小児矯正と成人矯正って何が違うの?」と思ったことはありませんか?小児矯正には成人矯正では得られないメリットがあり、その一つが矯正治療による抜歯のリスクを下げることです。抜歯を理由に矯正治療を躊躇する方は、決して少なくありません。その他にも様々な違いがありますので、今回は小児矯正をメインに成人矯正と比較した場合のメリットとデメリットを分かりやすくご紹介いたします。ぜひご参考ください。
小児矯正には、成人矯正にはないメリットが数多く存在します。
ぜひお子様の成長に役立ててください。
小児矯正の1番のポイントは、なんといっても「顎の骨の柔らかさ」です。
装置を使って広げることで、永久歯が自然と並ぶスペースが確保でき、矯正治療による抜歯の可能性を大幅に下げることができます。
小児矯正では主に取り外しが可能な装置を使用しますが、装置をお口の中に留めておくのには結構コツがいります。
また、歯科医院でも舌や頬の筋肉を鍛えるトレーニングを行うため、無意識に開いてしまっていたお口が自然と閉じるようになり、頬の筋肉が鍛えられることで表情も明るく変化しやすくなります。
舌の位置を正すことで癖が改善し、将来歯並びが悪くなるリスクを下げられます。
滑舌も良くなるため、コミュニケーションも取りやすくなるでしょう。
顎の骨が柔らかいことから、成人矯正にくらべて治療中の痛みが少ない傾向にあります。
使用する装置も、粘膜にあたっても痛みを感じないほど柔らかいため安心です。
小児矯正の1期治療で成人矯正の必要がないほどきれいに並んだ場合は、総合的な治療費が安くなる傾向にあります。
メリットの多い小児矯正ですが、残念ながらデメリットも存在します。
納得のいく治療を受けるためにも、デメリットについても正しく把握しておきましょう。
小児矯正は、1期治療だけで終了するとは限らず、場合によっては2期治療が必要になります。
顎の骨が柔らかい分歯の位置も変わりやすいため、12歳頃までは経過観察をしなくてはいけません。
成人矯正よりも治療期間が長引く場合があります。
小児矯正は、永久歯が自然にきれいに並ぶようサポートする治療であり、100%理想どおりになることを保証するものではありません。
矯正治療による抜歯のリスクを大幅に下げることはできますが、成人矯正が絶対に必要なくなるわけではないため、その点はご注意ください。
お子様が嫌がって装置をはめなければ、結果を得ることが難しくなります。
睡眠時に無意識に外してしまうケースもあり、その場合は何か対策を考えなくてはいけません。
やめている期間にもよりますが、間があきすぎると当初に治療計画どおりに進まなくなり、初めからとなる可能性があります。
お引越しや通う歯科医院を変更するご予定がある場合は、できるだけ早めにご相談ください。
小児矯正は、成人矯正では得られないメリットが数多く存在しますが、残念ながら必ずしも成人矯正が必要なくなるものではありません。
場合によっては成人矯正よりも、治療期間が長くなる可能性も考えられます。
「将来の抜歯のリスクを下げる」「唇や頬の筋肉を鍛える」「舌の癖を改善する」これら3つを目的とした治療で、計画どおり進めば成人矯正が必要なくなる可能性があると捉えていただければと思います。
当院では、小児矯正に関するお悩みをいつでも承っております。お気軽にご相談ください。
最後までご覧頂きありがとうございました。
多治見市、土岐市、瑞浪市、可児市で安心できるマウスピース矯正をお探しの方は、山内歯科多治見おとなこども矯正へ、お気軽に無料矯正相談へお越し下さい。
山内歯科多治おとなこども矯正
歯科医師 山内敬士